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全国の高校生が集うスポーツの祭典。美ら島総体が、いよいよ始まりました。一時強い雨も降って心配されましたが開会式は華やかに無事開かれました。総合開会式の会場となったのは沖縄県総合運動公園です。

100メートル男子八重山高校・新村真人選手「少し緊張感も出てきてちょっとプレッシャーもあるんですけどすごく楽しみです」

100メートル男子那覇西高校・与那国塁選手「調子もいいですし気持ちも高まっていますし、楽しみですね」

男子バスケ主将美来工科高・新里龍武選手「(旗手の役割は)とても名誉なことだと思うので県代表として堂々と歩きたいと思います」

弓道主将・小録高校幸地彩子選手「とても緊張してますけど楽しみです。自分が(チームを)引っ張ればみんながついてくると思うので、頑張って引っ張っていきたい」とそれぞれの意気込みを話していました。

総合開会式が始まるのは午前9時過ぎ。各県の選手や公開演技を披露する生徒たちは7時前には集合し、式に備えました。ところがー。空手の演武を前に激しい雨に見舞われますが、この雨は、一時的なもので式はおよそ15分遅れで始まりました。

勇壮な演武を披露したのは沖縄尚学高校の600人の生徒たち。「青天届く君の風、みなぎる闘志が夏に輝く」美ら島沖縄総体2010いよいよ始まります。そして、沖縄民謡やポップスなどをアレンジした曲にのって47都道府県の選手たちが次々と行進、全国の選手が一堂に集まりました。

開会宣言のあと皇太子さまは「美ら島沖縄総体2010が全国各地から多数の参加者を迎え大小様々の美しい島々やそれを取り囲む青い海に代表される豊かな自然と独特の文化、歴史を持つ、ここ沖縄の地で開催されることを喜ばしく思います」とあいさつされました。

そして歓迎のことばは名護高校の平良唯さん「みなさんもここ沖縄での素敵な出会いに恵まれますように、青春の1ページを刻めるように・・・」

そして選手宣誓。那覇西高校陸上部キャプテンの宜保駿さんと宮城紫さんの二人です。「ともに汗と涙を流した仲間を信じて先生方を始めこれまで支えてくださった方々への感謝を胸に、これまで磨いてきた力と技と明朗な精神をこの青天に届けることを誓います」

開会式のセレモニーの後は、県内の高校生たちが全国の選手たちへの歓迎の気持ちを込めた公開演技の始まりです。公開演技のテーマは「美らPOWER」沖縄の青空へはばたく若者の清々しさを表現。28日の開会式のために生徒たちは1年以上も前から練習を積んできましたその集大成です。

このダンスには美咲特別支援学校の生徒たちも加わりました。他の学校の生徒たちに交じって堂々とダンスを披露しました。美咲の高等部2年の浦崎洋之くんには、クライマックスでの旗を持ってみんなが見守る中を駆け抜ける大役があります。その後は心配された雨もなく無事終了しました。

美ら島沖縄総体は28日から8月20日まで、県内の離島を含む25の市町村でおよそ2万5000人が参加してこれまで鍛えた力と技をぶつけ合います。28日の総合開会式は、空手や琉舞、入場行進曲も独特のアレンジであらゆる場面で沖縄らしさを出した演出でした。

美ら島沖縄総体の選手たちの活躍ぶりはステーションQでも毎日お伝えしていきます。また、28日の総合開会式の公開演技でダンスを披露した美咲養護学校の生徒たちの奮闘ぶりも後日特集でお伝えする予定です。