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さぁいよいよあさって県内で開幕する「美ら島沖縄総体2010」ですが、頑張っているのは高校生だけではありません。

きのう各地で行われた県中学校総合体育大会、いわゆる中体連はきのうが大詰め、ハンドボールではドラマチックな試合展開もありました。

今月10日に開幕した県中学校体育大会、19競技に熱戦を展開。

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きのう行われたハンドボールの決勝戦。女子決勝は、黄色のユニフォーム仲西とオレンジのユニフォーム浦西の、浦添勢同士が対決。

試合は、8対7と仲西の1点リードで折り返した後半でしたが、立ち上がりから浦西が攻め立て、一気に逆転、さらに点差を広げます。

一方この大会、準決勝で優勝候補を倒した具志川に勝って勝ち上がった仲西だけに、粘りを見せ、食い下がります。

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しかし、浦西が1点リードする中、試合時間も残り数秒。これで試合終了かと思われました。

ところがここで仲西6番、浦崎春菜が果敢に切り込むと、焦る浦西が、手痛いファウル。仲西にフリースローが与えられます。

土壇場で同点に追いついた仲西!試合は延長戦へ!

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延長戦では、息を吹き返した仲西がその勢いのまま逃げ切り、21対18で浦西を下し9年ぶりの栄冠を手にしました!

一方、男子決勝も浦添対決。

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新チームになって、新人大会、春季大会と王座に君臨する仲西が赤のユニフォーム神森と対戦しました。

ところで、昭和49年に始まった県大会の中で神森は長い制覇の時代を築き、仲西が頂点に立ったのは過去37年間で2回だけ。

ただし、県で初優勝した10年前の2000年大会では全国大会でも優勝を果たした輝かしい実績を誇ります。

その全国大会に導いた神谷加代子監督率いる今年の仲西の柱は背番号2、屋比久浩之。

身長170センチのサウスポーはチームの起点となってボールを回し、チャンスを作ります。

一方、対する神森も14番田里や、13番糸数などの個人技で対抗します。

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接線が予想された前半開始10分過ぎ、仲西をアクシデントが襲います。大黒柱の屋比久が接触プレーで足を痛め退場。

エースが抜けた仲西は攻めの起点を失い、立て続けに神森に得点を奪われます。

しかし、退場から9分後、屋比久がコートに復帰すると仲西が主導権を奪い返します。

2点リードで前半を折り返すと、仲西は後半、ディフェンスラインを押し上げたり、神森の攻めの起点である7番を徹底マークし相手の出鼻をくじくなど、守りでも仲西に付け入る隙を与えません

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堅い守りからの速い攻め!2年ぶり3度目の勝利を飾った仲西が男女アベック優勝で全国を目指します。

勝った仲西男女は、8月18日に開幕する全国大会行きの切符をかけ、8月7日から始まる鹿児島での九州大会に出場します。