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政府が陸上自衛隊の部隊を宮古島と石垣島、そして日本最西端の与那国島に配備する方向で検討していることがわかりました。

北沢防衛大臣は「先島の防衛の拠点は極めて重要でさらに前向きに進めていきたいと思っている」と閣議後の会見で、先島への陸上自衛隊の配備に前向きな姿勢を示しました。

宮古島と石垣島には沿岸の監視などを行う国境警備隊、与那国島には国境付近を航行する船や潜水艦を監視する部隊の配備が検討されています。

これに対し、宮古島市の下地敏彦市長は「(政府は)辺野古の二の舞だけはしないのではないか。地元と話をしながら合意の上でやっていくのではないか」と述べ、石垣市の中山義隆市長は「国の仕事としてしっかり先島も含めて、領土・領海を守ってもらいたいという思いはある」と話していました。

部隊の配備は5年から8年をかけて段階的に行われる予定ですが、近くにある尖閣諸島の領有権を主張する中国や台湾が反発を強めそうです。