※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
沖縄戦記録フィルム「1フィート運動の会」の代表を勤める福地曠昭さんの著書「村と戦争」です。
『6月23日に沖縄戦は終わったといわれるが沖縄の‘終戦゛は各個人によって違いがある』『喜如嘉でも7月中旬までまだ‘戦は゛終わっていなかった』
喜如嘉の住民と本島各地から避難してきた人々は7月になってもまだなお山奥に身を潜める生活をしていました。
7月12日には数十人のアメリカ戦闘部隊が喜如嘉国民学校に駐屯。山中に確保してあった食料はとうとう底をつき、人々が餓死寸前となった7月14日、ついに避難していた人たちは山を降りる決意をします。
この戦争が起こした苦しみを著者の福地さんは次の世代へ伝えていかねばならないと語ります。
福地曠昭さん「沖縄のほうはまだ語り部がとして十分おりますので、また映像をとおして、1フィート運動もやってますから(戦争のことは)全然隠せない。事実は事実としてありのままに伝えるとことはこれから大事なことじゃないかと思っております」
沖縄戦当時14歳だった福地さんは、戦争で兄2人を亡くしました。この後も喜如嘉の厳しい生活が続きます。