いよいよ今月に迫った美ら島沖縄総体で活躍が期待される選手を紹介します。きょうは、普天間高校女子新体操部です。
普天間高校3年玉城南さん類まれな手足の長さと柔軟性をいかした演技は観客の視線を釘付けにします。高校3年集大成を迎える今年タイムス杯で個人・団体ともに優勝を果たした直後…
試合後、玉城南さん「すごい1人の力じゃなくてお母さん達もコーチもクラブの仲間もいたからここまでこれた」
彼女にとって周りの人たちの支えはかけがえのないものです。普天間高校のメンバーは7人幼い頃から家族と同じくらいの時間を共にしてきました。地元開催のインターハイに向け団体演技はエイサーのふりつけを取り入れるなど沖縄らしさを表現します。
松崎さん「ところどころ沖縄を意識して演技を作っていて、曲も沖縄のイメージで、他のチームには絶対ないものっていうことを目標にして演技をしています」
他の選手が団体演技に集中する一方玉城さんは個人演技も練習。古謝コーチの厳しい指導が続きます。
古謝先生「集めて集めて、わあ、足きたない」「どれだけきびしくやるの、やるのは南なんだよ、コーチじゃないし」
古謝先生「スイッチが入ったときのきらきら感は彼女の本当に強みだと思うんです。それが試合だけじゃなく練習から見えてくるともっと確かなものになっていくと思います」
精神力の向上をさらに求める古謝コーチ、玉城さんの隣でその大切さを教えてくれたのが木崎頌子(きざきしょうこ)さんです。ひざと腰の原因不明の痛みに悩み一時思うように身体が動かない日々がつづきました。
しかし1人でも欠けると減点の対象となる団体演技、木崎さんは練習に参加し続けました。
木崎さん「本当に新体操が好きで、もっとできるっていうのが自分の中であってこのままじゃ終われない、求めていた結果ではないって」
玉城さん「できなくて苦しいっていう、本人が一番そういうはずのに、チームに対する思いとか、頌子の存在は自分達団体にとって大きいと思います」
目標は個人・団体ともにトップ10入り喜びも苦しみも分かち合ってきた仲間とともに最後の夏、その魅力はさらに光を放ちます。
玉城さん「フロアにたった瞬間から輝いている選手になれるように努力していきたいと思います」