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参議院選挙には、社民・社大推薦の山城さん、共産党推薦の伊集さん、幸福実現党公認の金城さんの新人3人が自民党公認で現職の島尻さんに挑むかたちです。

シリーズでお伝えしている2010参院選。きょうは各候補者の訴える経済、雇用対策についてです。実近記者です。

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求職中の男性「さらに(求人が)減って、さらに悪くなってます」

那覇市に住む男性。派遣社員として本土の工場で働いていましたが失業し、県内で2年間、仕事を探し続けています。

求職中の男性「探してるけど、やっぱり数少ないし、なかなか仕事する人の数も増やしてない、ちょっと抑え気味なので、なかなか。(仕事の)数自体が少ないので、もうちょっと会社を増やしてほしいなっていうのはあります。(企業を)呼べる環境を作ってほしいです」

高齢失業者「車はない」

69歳の男性。この前の日に失業しました。

高齢失業者「(収入は)あるにはあるけど、年金。もっと仕事があったら。年寄りでもちょこちょこ稼ぐようなね」

男性「工場で働いてましたね。(県外の方で?)はい。専門的な技術とか持っている人は(求人は)あると思うんですが、何も(資格が)ないひとは、あまりないです」

男性「高齢者ですから、なかなか仕事が見つからない。それでもやっぱり生活はしていかなければいけないので、何らかの形で、高齢者にも仕事が見つかるような」

先月の県内の失業率は7.5%。全国平均は5.2%。依然、全国でもっとも高い数字となっています。

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求職者一人当たりに、何件の求人があるかを示す有効求人倍率は0.30倍。厳しかった昨年度に比べ、若干改善しているものの、雇用情勢は依然低迷を続けています。特に主要産業の一つ、建設業界の雇用悪化には歯止めがかかりません。

そんな中、今回の参院選。各候補もそれぞれの経済・雇用政策を強く打ち出しています。

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山城候補「緊急の公共工事であり、あるいは予定されている公共工事の前倒し発注であり、さらには県内企業優先の事業の執行」

このほか、山城さんは介護や医療現場での労働条件の改善を進め、さらなる雇用の確保などを強く訴えています。

山城候補「観光産業は沖縄経済のリーディング産業であることは事実。ただひたすらに観光客を誘致すればいいということではなくて、沖縄で生産する産物とセットする、地産地消を推奨し、徹底して地産地消を観光産業とつなげる」

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伊集候補「医療だとか介護だとか、福祉、保育、教育。これは本当に私たち県民生活にとってみれば、生活上、必須のもの。実際に福祉産業や医療産業は、雇用吸収力が高い」

伊集さんは、このほか、様々な産業で県内の長所を引き出す経済政策を強く訴えてます。

伊集候補「様々なこの間の振興策、経済政策が沖縄のために、沖縄の人たちに、沖縄の産業や事業者、企業のためにしっかりと工夫されながら展開されたかというと、私はそうではないというふうに思っています「

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島尻候補「再生可能エネルギー、例えば太陽光や風力、水素、こういうものをエネルギーとしていろいろと技術開発をしていくというものがありまして、たとえば沖縄県に走る車を全部電気自動車にしてしまおうとか」

島尻さんは、沖縄を世界のエコショールームにして、新しい沖縄を発信、観光産業と連携させる独自のビジョンなどを強く訴えています。

島尻候補「環境政策に関しての実証実験をまずは沖縄でやるんだと。この実験を見に来る方々が多くなれば、そこに観光と環境の融合ということで、誘客数もおのずと増える」

依然厳しい雇用情勢。打開の糸口は果たしてどの候補の政策にあるのでしょうか。