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宮崎県の口蹄疫問題で、県は5日、3回目の対策本部会議を開き、今後の侵入防止対策や畜産農家への支援について話し合いました。
会議では7月1日に非常事態宣言の一部解除を発表した宮崎県で、4日にあらたに1頭の感染疑い例が確認された事、およそ27万頭あまりの殺処分が5日中に完了する予定である事などが報告されました。
これを受けて仲井真知事は「引き続き、冷静な対応と情報収集、対策の強化をお願いしたい」と呼びかけました。会議では空港・港湾や家畜市場での靴底や車両、コンテナ消毒をさらに徹底していくこと、出荷を待つ家畜の飼料代やこの期間、収入が得られない畜産農家への支援策として、およそ9億5000万円の補正予算が計上されたことが確認されました。
また4日までに八重山や伊江島、南部など3ヶ所でセリ市場が再開。今月12日までに北部や中部でも再開の予定です。
口蹄疫問題では収束に向かうと思いきや宮崎ではまた新たな感染が見つかるという事態となっていて、セリが開催した県内も防疫に気が抜けない状況が続いています。