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参議院選挙はいよいよ中盤戦へと向かいます。現職と新人あわせて4人が争う沖縄選挙区。民主党政権の立候補者がたっておらず、有権者からは争点がわかりにくいといった声もあります。参議院選企画、きょうは候補者や政党、有権者が民主党政権をどう見ているのかを探りました。

「期待はずれ。期待はずれ半分、期待するものもある。(Q:自公政権に戻る?)それはちょっとダメです」「約束が簡単に破られるようじゃね、政治とはいえませんよね。ものすごく期待してずっと待っていたんです。ところがふたを開けてみるとこんな状態でしょう。話になりませんよ「沖縄の人に期待させておいて、また自民党さんと同じようなことをしようとしていますよね」「まだまだ短いし、そんなに評価できるところはないんですけど、でも変わってくれるという期待感があります」

普天間問題で「最低でも県外」から「県内移設」に絡む総理交代劇で、この選挙に有権者は冷めた見方です。

炎天下、沖縄選挙区の候補者たちは有権者の支持を訴えて県内全域を駆け回っています。しかし、選挙区に民主党は候補者を立てることはでませんでした。

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さらにきのう、菅総理大臣は就任後初めてアメリカのオバマ大統領と会談し、普天間基地を名護市辺野古に移すとした日米共同声明の実現に取り組むと伝えました。

菅総理大臣「アジア太平洋の安定のために、わが国もアメリカとともに貢献できたことを誇りに思っております」

オバマ大統領「菅総理とともにより強固な日米関係を築けると確信している」

新垣安弘・民主党県連幹事長「本部に対する、政府に対する反発は強いものがあるんですが、ただ県連はしっかりと県民の思いを受けてやっていると。そういうふうに受けとめていただいていると感じています」

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社民、社大の推薦を受ける山城さんは、民主党の支持母体である連合沖縄から推薦を受けています。基地問題では民主党政権に厳しい見方をするものの、自公政権を変えた民主党への期待もまだ持っているからです。

山城博治候補「沖縄は怒っているということを発信していかなくてはならなくなるというふうに思いますし、またそのことを菅さんは踏襲するといっていますから、私は厳しい評価をしなければならないと思います」

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一方、伊集さんは民主党は自民党と同じ体質だと厳しい評価をしています。

伊集唯行候補「国民の大きな期待を背負って出発した民主党政権はもう大きな落胆。そして沖縄県民にとってみれば怒りの対象でしかない」

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島尻さんは自民党の県選出国会議員としてはただ一人、自民党の議席を維持できるのか、という大きな責任も背負っています。議席維持には、民主党の日米合意は格好の材料です。

島尻安伊子候補「移設先、辺野古しかないんだと。頼むと。そういうふうに言ったとしても、もう県民はついていかないと思いますけど」

その島尻さん。辺野古を進めてきたのは当時の自民党政権だったわけで、島尻さん自身もその整合性が問われることになる選挙です。

選挙区に候補を立てられなかった民主党県連。その中で、沖縄県連の存在感を選挙でどう発揮できるかが課題です。

新垣安弘民・主党県連幹事長「辺野古の海を埋め立て基地を作るようなことはとてもじゃないけど、沖縄の状況を考えたら無理ですよと」

普天間基地移設で、日米合意に踏み切った本部と、県連とのスタンスの違いをどう判断するのか。有権者の悩みは尽きそうもありません。