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7月11日に投開票される参議院選挙が24日公示され、現職と新人のあわせて4人が立候補を届け出ました。これまでに立候補を届け出たのは無所属で社民・社大が推薦する山城博治さん、無所属で共産が推薦する伊集唯行さん、幸福実現党の金城竜郎さん、自民公認の島尻安伊子さんの4人です。

社民・社大が推薦する山城さんは24日、午前8時から県庁前で出発式を開き、社民党の照屋寛徳衆議院議員などの応援演説をうけたあと、妻の多喜子さんからたすきをかけられました。山城さんは「私たちには私たちの決意があり、政府は、沖縄の民意を無視しては何一つ問題の解決は出来ないんだということを示そうではありませんか」と訴えました。

共産党が推薦する伊集さんは午前9時過ぎから那覇市のおもろまちで赤嶺政賢衆議院議員や、島袋宗康元社大党委員長などが応援に駆け付ける中、第一声を上げました。伊集さんは「沖縄には米軍基地はいらない、普天間基地は即刻持ち帰れ、その立場で頑張るために皆さん、お力をお貸しください」と訴えました。

幸福実現党の金城さんは那覇市松山の事務所前で増税をするのなら衆議院の解散して国民に真を問うべきと現政権を批判。減税対策などを訴え支持を求めました。金城さんは「唯一減税をして国民・県民の皆様の財布の中身を増やしていこうというのは幸福実現党だけでございます。勝利に向かってまい進していきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます」と訴えました。

自民党公認の島尻さんは8時から久茂地交差点で第一声をあげました。小池百合子衆議院議員や公明党関係者の応援演説の後、息子の大輔さんがタスキを掛けました。島尻さんは「私は3年前、台所から政治を変えるというスローガンのもとに当選させて頂きました。沖縄の暮らしを守る。これを第一義的に頑張っていく」と訴えました。

沖縄選挙区は全国で唯一政権与党の民主党が候補者を立てない選挙区となりました。有権者は普天間問題の解決手法や雇用・失業対策、また、消費税増税に対する各候補者の主張を比較した上での難しい判断を迫られます。投票日は7月11日です。