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アメリカ軍は既に摩文仁岳にあった日本軍司令部壕まで前進していました。
アメリカ陸軍総司令官のサイモン・バックナー中将はこの時、日本軍の終わりを見ていました。
この日、降伏勧告状がやっと牛島中将のもとに届けられましたが、牛島中将はこの手紙を笑いと共に捨てたと伝えられています。
しかし、日本軍の通信網や指揮系統はすでに断裂。牛島中将は18日「最後まで戦い、国のために命を捧げよ」という最後の恐ろしい「玉砕命令」を下すこととなります。
沖縄戦の終わりと勝利を確信していたバックナー中将。糸満・真栄里の丘に上がり、前線の視察を行なっていたこの直後。彼に皮肉な結末が待っていました。