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めざせ甲子園13校目のきょうは「八重山高校」です。かつてない戦力が揃い、春の大会ではベスト4に入る実力を見せこの夏、大きな注目を集めるチームには仲間を支える力強いマネージャーがいました。

石垣島には八重山商工、八重山農林、そして八重山と高校は3校だけ。しかし、小さな島で育った選手達の、身体能力の高さは県内スポーツ界を大きく支える存在だ。それを実証したのは、今年春の県大会。八重山と八重山商工の2校が4強に名を連ねた。八重山勢2校がそろって4強入りするのは県勢史上初の快挙。あらためて島の潜在能力の高さを見せつけた。

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この春、本島から赴任した仲里真澄新監督も、八重山ナインの潜在能力の高さに思わず・・・仲里真澄監督「まず一番最初に練習を見た時は正直笑いが止まらなかったですよねすごい身体能力」仲里真澄監督「よくOBの方から創立以来のチームだと言われていますが、まったくその通りで、身体能力ということに関して言えば沖縄県でもトップクラスだと思います」

では、気になるその戦力から!仲里監督の総合評価はごらんの通り、機動力では何と満点評価の5点。俊足ぞろいの八重山ナイン。野球部対抗競技大会では総合9位だが塁間走個人の部では、ベスト10の中に5人も入る韋駄天揃いだ!さらに4枚も揃う厚い投手陣では、エース宮良匡(たすく)が復活。

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MAX139キロながら、カーブ、ツーシーム、スライダーなどの変化球も光る宮良匡だが、去年の春季大会の後、疲労骨折で投げられない苦しさを味わった。この時、チームを救ったのは、宮良と中学時代にバッテリーを組んだ元キャッチャーの松原範和だ!

MAX140キロを超え、カーブやスライダー、フォークも投げる松原は元キャッチャーだが、宮良の緊急事態にマウンドにのぼり、去年の夏からエースナンバーを背負い続けてきた男だ。

そして幼馴染がそろったチームには影で仲間を支える男がいた。

松原範和三塁手「もう(野球部には)欠かせないですね。最初は(部員として)入ってくれるっていう話だったんですけど」「もう最高のマネージャーです」

上里直睦くん「(何でマネージャーに?って)最初は言われたんですけど、2年半が経っているんでもう」上里直睦くん。中学時代は選手としても活躍。しかし高校に入り実力を認める仲間達のサポートに回ることを決意した。

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仲里真澄監督「裏方として(チームを)支えきっていきたいという本人の強い気持ち、それにはチーム皆が助けられていますし」

上里直睦くん「ブルペンキャッチャーとかノックを打ったりとか練習に関わることは日ごろやっています」

山城太地主将「彼は1年生の時からずっと縁の下の力持ちというか、そういう役をやっているんですけど、ノックの時にも自分の豆がつぶれて血が出ても自分達のために打ち続けている」

八重山ナインを支えるのはマネージャーだけではない。練習を見る女の子「頑張って!頑張って〜!八重高野球部ファイト〜。」地域の人たちが毎日、彼らの練習を暖かく見守っているのだ。

宮良匡(たすく)投手「父母の皆さんがとにかく見守ってくれて」「自分達も安心して野球を思いっきり出来ています」

幼馴染の絆で八重山のの夏の物語を作れ!

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「心を一つに頂点とるぞ〜!オ〜!」

めざせ甲子園、明日は陽明高校です。