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11日、県内の新生児集中治療室が満床状態だというニュースをお伝えしました。今回は集中治療室に入らないためにこれから出来るおとについてです。

NICU・新生児集中治療室。現在、県内5ヵ所の病院にある95床が満床状態です。周産期ネットワーク宮城雅也会長は「最近、集中して重症の患者が生まれるのが続いている。重症の子が生まれるということは入院期間も長くなるので今ピークの時期が来ています」と話しています。

NICUには予定日より3ヶ月から4ヶ月も早く生まれ、1000グラムに満たない低出生体重児や酸素が足りない仮死状態の赤ちゃんの看護が24時間体制でなされていました。

出生率全国1の沖縄、実はこうした特殊出生率も長年全国1でした。これには様々な要因があると考えられています。

県福祉保健部健康増進課・上原真理子課長は「健診を十分に受けていない人が低体重児の中に見られる。それと妊婦さんの喫煙問題も気になっているところ」と話しています

県でも、去年から妊娠中の注意事項としてチラシやポスターを作り啓発活動を始めています。さらに上原課長は「21年度から14回(妊婦健診全て)公費で受けられることになりましたので、うまく生かしてほしい」と話しました。

飲酒・喫煙はもちろん、過重労働やダイエットなど、自分ひとりの体ではなく赤ちゃんの命を守る気持ちを忘れない、今、妊婦や周囲の人の理解が必要です。