来月7月28日に沖縄で開幕する「美ら島沖縄総体」の出場権をかけ始まった県大会もきょうが最終日。活躍予感の主役達の顔ぶれもそろいました!全国大会の切符を手にした選手達の表情をお伝えします。
「美ら島沖縄総体」その夢の大舞台を目指し、今年の県大会には県内68校の高校生1万人あまりが、30競技に積み上げてきた青春をぶつけた!
高校レスリングでは、全国トップクラスの実力と評判の96kg級、浦添工業・志喜屋正明が全て“秒殺”の貫禄勝ち。
志喜屋正明選手「(全国大会前の)九州大会でもつまづいてられないので、九州でも勝って、美ら島総体で優勝できたら良いと思います」
ところで、今年のインターハイは沖縄で開催されるこもあって、地元枠があり、例年より多い選手が出場できる。
ボクシングでもライトフライ級で優勝した沖尚の糸洲友哉など8階級で準優勝までの16人が出場権を得た。
両校の大応援団で熱気に包まれた、ハンドボール男子決勝は春季大会と同じ顔合わせ。リベンジに燃える黄色のユニフォーム那覇西は前半、固いディフェンスで興南の攻撃を防ぎ、ミスを誘っての速攻!那覇西が完璧に試合の主導権を握っているかに見えた。
しかし、去年の全国王者・興南も意地の踏ん張りをみせ、わずか1点差ながら辛くも逃げ切り、全国連覇へ向け兜の緒を締めた。
剣道・岡野あかり選手「支えてくれた人たちのためにも絶対に勝たないといけない試合だったのに」
悔し涙を流したのは剣道女子個人決勝、那覇の岡野あかり。興南の1年生・伊波瞳と対戦した。伊波は去年、仲井真中学校で県勢初の全国制覇を果たした時のメンバー。試合は延長にもつれ込む接戦となったが、岡野は年下の面に屈した。この雪辱は全国大会で晴らす!
バスケット男子決勝は、優勝候補の興南を撃破し、勢いに乗る黄色のユニフォーム北中城と美来工科が激突。
リーグ戦2戦全勝同士の対決は、小柄ならがら豊富な運動量が持ち味の北中城に対し、美来工科は序盤から6番・喜久山の3ポイントが光った。さらに、北中城のお株を奪う速攻も鮮やかに、美来工科が快勝!2チームが全国大会に出場だ。
厳しい県大会を勝ち抜き、全国切符を手にしたチームや選手、次の舞台は「美ら島総体」だ!