※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

国内では、宮古諸島を分布の北限とする貴重な野鳥がいます。その野鳥の謎に包まれた子育ての様子の撮影に宮古テレビが5月中旬、国内で初めて成功しました。

この野鳥の名前は「オオクイナ」国内では宮古諸島と八重山諸島に生息し環境省のレッドデータリストで絶滅危惧種に指定されている貴重な野鳥です。

ヒナはふ化した時には綿のような羽に包まれておりしばらくすると歩けるようになって巣を離れるためオオクイナの繁殖はこれまで謎に包まれていました。親鳥はふ化したヒナが歩けるようになるまでおよそ一日、巣の中でヒナを温めていました。

巣の中にいる間親鳥がヒナに餌を与えるかどうかはこれまで全く分かっていませんでしたが今回、もう一羽の親鳥がミミズなどを運んでる様子が撮影されました。

今回の撮影成功について沖縄市で鳥類研究所を開設している仲宗根励さんは「オオクイナの繁殖生態はほぼ全てが謎に包まれている。今回の撮影は日本で初めてのものでヤンバルクイナの繁殖生態解明と同じくらい貴重な映像。」と話しました。