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美ら島総体の総合開会式でダンスに挑戦する美咲特別支援学校の取り組みを以前も紹介しましたが、その練習はゆっくりとそして着実に進んでいます。一緒に踊る他の学校の生徒にも変化が見えてきました。

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3月、美ら島沖縄総体でダンスを披露する1000人が集まりました。全体練習がスタートです!

先頭で踊る高校生リーダー、気持ちの入ったダンスですが…中にはまだ恥ずかしがって振りの小さな生徒もいて生徒たちのモチベーションのばらつきが気になります。

さて今回、全国総体のダンスに知的障害のある生徒としては初めて美咲特別支援学校の生徒達が参加することになりました。全体練習を前に、美咲の生徒の隣でダンスを行う北中城高校の生徒が学校を訪れました。

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美咲特別支援学校 武内先生「知的障害っていうのは障害とついているんですが、私達として障害というのは個性として見ているので」「みんなと同じように好きなひとがいたり、付き合っているというひともいます」

美咲でダンスの指導にあたる武内先生、知的障害について丁寧な説明します。それでも生徒たちは少し不安そうです。

北中城高校 当山さん「緊張しかないですね」

積極的なのは美咲の生徒でした。

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「(名前は?)名前はあや、こっち、おぼえてくださいね(彼氏いますか?)彼氏いません(照)」

ダンスの練習が始まると、北中城の生徒も表情が和らいでいきます。

北中城高校 当山さん「右、左、はい、まわって、そうそうそう」

武内先生「反対、1,2,3,4,5,6、…(さとし2回転)違うさとし間違ってる」

なかなかうまくいきませんが、それも個性です。

「できてるよ、さとしくん、できてるよ」

精一杯声をかけます。

そしていよいよ全体練習です。

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美咲の生徒たち、環境の変化に対応できるかが少し心配です。楽しく踊る生徒もいれば、少し不安そうな生徒も…

そこは北中城の生徒がしっかりフォロー

初めて全体練習に参加した美咲の生徒、たとえ1000人の中でも自分たちのダンスが踊れます。練習を重ねれば、会場の雰囲気にも慣れていきそうです。

美咲特別支援学校 山川さん「(人が)いっぱいいるからびっくりしました」「楽しくダンスしたいなと思います」

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美咲での合同練習は次の週にも行われました。

「がんばろうね、おー」

どんどん近くなる生徒たちの距離、モチベーションもあがります。真剣な表情で練習にとりくむ美咲の生徒。練習は休憩に入りましたが…

北中城の生徒が自主練を始めたのです。

北中城高校 当山さん「美咲の子と一緒に踊っていたら自分のテンション上がっていて」

北中城高校 相内さん「最初はめんどくさいって正直思っていて、だけど美咲の生徒と会ったら楽しいダンスに変わって」

北中城高校 仲真さん「北高みんなの生徒にそのことが伝わったらいいなって」

武内先生「同級生同じ高校生というところから接するということ」「感じることがたくさんお互いにあったんじゃないかなと思います」

初めて出会った両校の生徒たち、互いに手を取り合って踊るうちに、一生懸命何かに取り組むことの大切さを感じたようです。

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きょうはこの2校に普天間高校も加わり美咲の生徒がフラッグを持って退場するシーンに挑戦。

美咲の生徒「タイミングが合いづらいね」

フラッグを持っての演技に戸惑う場面もありましたがそこは他の生徒がカバー。友情の輪が広がりつつあります。

美ら島沖縄総体まであと63日。どんな形でこのダンスが完成するのか楽しみです。