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普天間基地の移設について、平野官房長官は今月末までに日米間で政府の考え方をまとめ、移設の方向性を閣議了解したいという考えを示しました。
平野官房長官は「政府として5月末にけじめはやはりつけようと。政府としてはこの普天間の問題についてはこうしますということも、一つの閣議了解になると思う」と語りました。
「閣議了解」は閣僚全員で意思を統一しておこうと口頭で確認し、全ての閣僚の署名を必要とする「閣議決定」より効力は低いものです。
平野長官は普天間基地移設に関する政府の考え方を閣議了解し、移設先の自治体との交渉や具体的な移設の詳細については来月以降も詰めていく方針を示しました。
一方、鳩山総理大臣は全国知事会の会長を務める福岡県の麻生知事と会談し「ぜひ全国の知事にも沖縄の負担を少しでも軽くしたいということを話し、協力を求める機会がほしい」と述べ、今月中に知事会を開催するよう要請しました。麻生知事は今月中の開催に向けて日程調整を行う考えです。