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鳩山総理が普天間基地の県外移設を断念する意向を示したことに対し、県内では怒りと落胆が広がっています。今も県外移設を主張する民主党県連も今後の対応に苦慮しています。
民主党県連のメンバーは4日、普天間基地の県外移設を断念する意向を示した鳩山総理に対し、5月末という期限に拘らず県外・国外への移設を目指すよう求めました。喜納代表は「県連としては約束したとおりに、県外、国外をぜひ通してほしいということが、我々県連の総意として伝えました」と語りました。
総理と県連の主張が完全に食い違う状況に納得できない県民も多く、街では「民主党を応援したのが駄目だったのかと思っている」「(Q:裏切られたという気持ち?)そういう気持ちです」「まったく総理としての重みが無い」「政治家を信頼できないというのは、そういうところからきているのではないか」「形だけの沖縄訪問だったのでは。もう(方針は)決まっているのに。馬鹿にしているとしか思えない」「抑止力自体がおかしいと言われているではないか。それこそ総理は勉強してほしい」「沖縄を日本の一部とは見ていない。もう腹が立ちます」「ご理解をお願いするって何を理解するか」と厳しい意見が聞かれました。
また伊波洋一宜野湾市長は「きのうのような総理の言い訳というか、そのために来ることについて、県民としてはこれ以上来てほしくないという思い」と語りました。
鳩山総理が「普天間基地を最低でも県外に移す」という去年の発言は、党の代表としての考えで民主党の公約ではないと述べたことについても県内では「全く理解できない」という声が多く上がっていて、今後、鳩山総理や民主党に対する風当たりが強くなりそうです。