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アメリカ軍が沖縄本島に上陸して22日目。占領した島を歩いたアメリカ軍は、信じられないものを目にします。

沖縄本島に無血上陸したアメリカ軍。北部では、占領した地域に潜む敗残兵を一掃する作戦を進めていました。

65年前のきょう4月22日、本部半島のこの民家に隠れていた日本兵8人が、アメリカ海兵師団によって殺されました。

この時、沖縄本島中部・北部を歩いたアメリカ軍が目の当たりにしたのが予想外の日本軍の作戦でした。

これは、板製のオトリ戦車。少しでも弾を無駄にさせようとしたようです。こちらも、石を積み丸太を差し込んで戦車にみせかけていて、それをあきれた表情で見つめるアメリカ兵。飛行場の周辺には竹製のオトリ飛行機が数多く配置され、圧倒的に軍事物資が不足している日本軍の実情を露呈しています。

またアメリカ軍がもっとも恐れていたのが、死を覚悟した特攻攻撃です。腰にコンクリート・ブロックを縛りつけた特攻兵。海上に不時着しても捕虜にならず、海に沈むようにした残酷さはアメリカ軍には理解できないものでした。