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光化学スモッグの原因となる「光化学オキシダント」の数値が、九州各県で上昇しているため、県は注意報を出す際の要項を策定し、発生した場合に備えることにしています。

県環境保全課は22日に説明会を開き、光化学オキシダントが基準値の0.12ppmを超えた場合の対応を説明しました。それによりますと、光化学オキシダントは、工場や自動車から排出される窒素酸化物などが、紫外線と化学反応を起こし生じる物質で、基準値を超えると目やのどの痛みなどの症状が出ます。

この光化学オキシダントは県内では春先から秋口までの日差しが強く、風の弱い日に発生するといわれ、特に梅雨前に濃度が高くなる傾向にあります。現在、九州地域ではオキシダントの濃度が高く県では「いつ基準値を超えてもおかしくない状況にある」として、注意報が出た場合は屋外に出ないなどの対応を、今後、周知徹底する方針です。