きょうは、西原高校女子バレー部チームを支える明るい声で全国を目指します。
2月に行われた春の高校バレー沖縄地区予選大会。全ての試合でストレート勝ちし、県内敵なしの力を見せつけた西原高校女子バレー部。しかし先月の全国大会では初戦敗退に終わりました。
『元気出して声出していきましょう』
明るい声が途切れることがない西原バレー部。新3年生は去年の全国総体にも出場し、大舞台を経験してきました。しかし全国の壁を越えることができません。実は、全国総体でも苦い経験をしています。
玉那覇さくらさん「目に見えないものに負けてしまった」
副キャプテン・平良皐月さん「あすもがんばろうと言っていたんですが、インフルエンザで棄権と聞いたときに、本当に悲しくて、本当なのかうそなのかもわからず、1回戦勝っているのに辞退するっていうのがつらくて、3年生もそういう形で引退になって」
去年の3年生の分まで—。最後の夏こそ、自分達のバレーを全国に披露したいと考えています。
西原バレー部の持ち味は、スピードとパワー。そしてチームの司令塔・セッターを務めるのは2年生の仲間翔子さん。もともとアタッカーでしたが、去年6月、セッターに抜擢されました。
平良久美子監督「1年生で入ってきたときから、彼女の指示ができる声だとか、統率力が光った。司令塔は彼女しかいないと」
仲間翔子さん「2番目にボールを触るセッターが一番最初にあきらめてはいけない。あきらめずにやっていきたいです」
仲間さんのセッターとしての成長が飛躍の鍵となりそうです。
そしてチームを支えるのは先発メンバーだけではありません。コートの外で一際大きな声を出していた3年生の平良皐月さん。控えのレシーバーを務めますが、自分の役割はそれだけではないと考えています。
平良さん「レギュラーの人のミスを減らすために自分が気付いて、自分が声を出してみんなでとった1点が決まったときはとてもうれしい」
全員バレーで勝利を目指す西原バレー部。彼女達の明るい声が美ら島総体での躍進を期待させます。
玉那覇さん「元気を出して西原旋風を起こしていきたいです」
平良さん「今年の夏は絶対勝って、全国制覇を目指しています」
「西原、美ら島総体、優勝するぞー、オー!」