沖縄の元気な企業や県産品を紹介する「輝けウチナーの星」きょうは、これから私たちの食卓に上るかもしれない新しい沖縄の野菜を紹介します!
ニーハオ私は中国生まれの「ユーマイチャイ(油麦菜)」2005年に沖縄にやってきたの。私を連れてきてくれたのは・・・この人、沖縄大学の山門健一先生。先生、なぜ私を沖縄に?
沖縄大学・山門健一教授「沖縄は夏になると葉野菜が極端に少なくなると、何とか夏場の葉野菜対策を考えようと言うことでね」「そこから始まりですね」
そして先生は私に日本での名前をつけてくれました。それが「オキダイナ」大学の名前がついた新野菜です。
沖縄大学・山門健一教授「食べ方も、サラダに良し、炒めて良し、鍋に良し、ま〜味噌汁なんかにも良い、非常に応用範囲が広い。ハンバーガだとかサンドイッチにもこれは使い易いしね」
オキダイナは、レタスの仲間でキク科の野菜。なので、比較的虫が寄ってこないという特徴がある。現在は、南城市の「花野果村(はなやかむら)」などで実験的に販売されているだけで、まだまだ流通ルートに乗るほどの生産性はない。
南部農林高校 仲宗根出 先生「(オキダイナを切り取って)こんなふうに収穫していくんですよ」「無農薬栽培で栽培できるし、育て易いということ、それと、とても本当に美味しいですので」「これからもっと広めていければなとは思ってますね」
オキダイナの可能性を求めて、南部農林高校で、今、高校生たちが栽培に力をいれていた。
南部農林施設園芸科 生徒「さっぱりしてて美味しいです」「他の野菜と比べたら(育てるのは)簡単ですね」一般に広がるのはもう少し先のようだが、高校生たちの情熱が、新しい沖縄の野菜の誕生を予感させる。南部農林施設園芸科 生徒「やっぱりとても誇りですね」「どんどんこれから研究していきたいと思っています」
南部農林施設園芸科 生徒「もう一生懸命手がけて、このオキダイナに関して、作物を育てているので、5年後10年後、沖縄といったらゴーヤーみたいな感じで、沖縄といったらオキダイナだよね〜みたいなそういうような普及をしてくれたら本当に嬉しいと思います」
南部農林施設園芸科 生徒「皆そんな知らないと思うんですけど自分たちが一生懸命育てている野菜で皆に食べてもらったら嬉しいな」
家庭のプランターでも育てることが出来るという育てやすさ。沖縄の夏場の葉野菜として、子供たちの活躍にも期待ですね。