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地元軽視だと怒りの声があがっています。アメリカ軍の空中給油機から油が流出する事故の対応に、嘉手納町議会が嘉手納基地に強く抗議です。
これは3月23日の午後、嘉手納基地の滑走路の脇で空軍と海兵隊の空中給油機が接触し、130リットルの燃料が流れ出たものです。アメリカ軍は事故発生から3日後まで地元に連絡しませんでした。
この件を受け、嘉手納町議会基地対策特別委員会は嘉手納基地に対し「地元住民を軽視している」と強く抗議。第18航空団のプシャード広報次長は「今回の油漏れは大きな事故ではなく、周辺自治体への影響はないと判断し通知しなかった」と回答したということです。
また地元への連絡の一日前にアメリカ軍から報告を受けていた沖縄防衛局は「小さな事故でもなるべく早く地元に連絡できる態勢を作りたい」と述べました。
嘉手納町議会・基地対策特別委員会の田仲康栄委員長は「一日たりとも事故発生から猶予期間を置くゆとりはないと思う。こういう事件・事故については迅速に基地は住民に連絡すべきだ」と訴えました。
嘉手納基地を抱える市と町でつくる三連協は29日に幹事会を開き、嘉手納基地司令官あてに事故の原因究明と地元への早期連絡を求める抗議文を送付することを決めました。