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2010年は応援の声も2倍です。県勢史上初、嘉手納と興南の2校が出場する春のセンバツ甲子園に向け、16日朝、那覇空港で2校の壮行激励会が開かれ、緊張感と決意を胸に甲子園へと出発しました。

16日午前8時から開かれた壮行激励会には史上初の県勢2校出場とあって、父母や県高野連、学校関係者など多くの人が揃いました。この中で、県高野連の砂川恵重会長は「前評判はあるが気を抜くことなく、挑戦者の気持ちで戦ってもらいたい」と両チームにエールを送りました。

このあと、両チームの選手を代表し嘉手納の真謝博哉主将が「すべてを出し切れるように平常心で臨む」と決意を述べると、続く、興南の我如古主将は「やるべきことはやってきた」と甲子園を目指し積み重ねてきた自信を語りました。

両チームは、組合せでいくと決勝戦までは対戦することはなく、集まった関係者からは早くも決勝対決の夢も聞こえていました。

嘉手納の真玉橋元博監督は「歴史的な瞬間の一員であるということにまず喜びを感じながら、またもう一方ではこの日のために調整してきたので、ようやく来たんだなという実感(がありました)」と話し、我喜屋優監督は「緊張感の中にもなんか本当に思いっきりやってくれそうな気がします。もう是非とも頂上でお会いしたい」と話しました。

そして嘉手納の池原有投手は「初戦の花咲徳栄戦から、自分たちの野球をして一戦一戦大事に勝っていって、決勝で興南と出来ればいいなと思います」と話し、興南の島袋洋奨投手は「(嘉手納・興南)どっちもレベルの高い野球をしていると思うので、全国でもトップクラスにいける実力は持っていると思う。そういう中で決勝で戦えたら良いと思います」と話しました。

16日に大阪入りした嘉手納・興南の2チームは、さっそく16日から練習に汗を流し、本番へ備えています。