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普天間基地の移設に関する鳩山政権の取り組みについて仲井真知事は12日、「県外移設に向けてどこまで作業しているのか分からない」と不満を示しました。

10日に総理官邸で平野官房長官と面談した仲井真知事は、普天間基地の移設に関する政府の検討状況を質しましたが、平野官房長官は「ゼロベースで検討している」と回答し、県外・国外の具体的な候補地は挙げませんでした。

これについて仲井真知事は12日の会見で、「県外移設に向けてどこまで一体作業しているのかいないのか、お互いに仕事のやり方がちょっと違うかなという感じでちょっと戸惑っている」と述べ、県外・国外への移設を基本としている鳩山政権のこの問題への対応に疑問を示しました。

また、日米両政府間の「密約」について調査していた外務省の有識者委員会が、沖縄への核の再持ち込みについて不明確な結論を出したことに対し、「県民が不安を持っているので政府に詳しい説明を申し入れたい」と述べました。