※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

県内の魅力ある企業や商品を紹介する輝けうちなーの星。きょうは沖縄らしさを競争力とした、ビジネスモデルを追及している異色の起業家を紹介します。国際通りで県内初の離島限定アンテナショップを展開するオーシャン21の酒元さん。県の委託事業として去年開業。

10-03-10-ster-001.jpg

社長「商品の交流、情報の交流、人の交流、つまり島の心の交流、島の心を伝えたいと」アイテムはおよそ1000種類。離島ゆえの不安定な供給事情はあたりまえ。社長「がんばっては、作ってほしいけど無理して作らない、それが逆に島の魅力になるよと」ここだけでしか手に入らない商品を求める人に根強い人気です。

お客さん「インターネットで調べて、ようはここにしかないということで」社長「商品を開発するんだけど出来た商品が売れない、売れない理由が分かったら、次の年良くなるはずなんだけど、売れないで終わってしまう」「買い手のところをなかなか反応させるのが島として大きな課題であった」

生産者と一緒にマーケティング戦略をねるなどその役割は、さながら離島の広告代理店。来月からは、広さおよそ4倍の2号店を出店することも決まっています。酒元さん、実はこれまで国内外で、11社もの会社を立ち上げてきた元祖起業家。

社長「給料が上がる以上にこうやったらこんなことが起こる、こうやったらこんな結果が出る、という楽しさを覚えていますから、仕事をわくわくしてやってる」

10-03-10-ster-002.jpg

オーシャン21では、このほか経営コンサルタントやセミナー事業で企業、人材創りを通した地域造りを行っています。

社長「心の豊かさを持った人ですよね、つまり人がすごいと思うんです」「沖縄はその心は、たとえどんな資本主義に巻き込まれても捨てない方が僕はいいと思います」「それを今度は、資本主義の競争になったときに47人の良さがマイナスになっている部分もありますけど良さを生かしながらの競争力ってあるような気がするんですね」

沖縄の可能性を、かたちに。酒元さんは、これからも「沖縄らしさ」を捨てないビジネスモデルを追求していきたいと話しています。