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日本軍は石垣島飛行場の延長工事とともに、戦闘機の格納庫の建設も始めていました。

アメリカ軍の空襲が激しさを増す中、日本軍は石垣島飛行場の2本目の滑走路の建設に乗り出します。空港を建設すれば戦闘機の格納庫、掩体壕が必要となってきます。現在の石垣空港北側にコンクリート造りの掩体壕が残っています。

八重山戦研究家・太田静男さん「これは飛行機の格納庫。つまりこれが掩体壕です。ここには台湾から飛んでくる特攻機、ゼロ戦とかそういうのが格納された。ですからここは日本最南端の特攻基地といえます。ここからたくさんの人が特攻として飛立ったということがあるわけです」

掩体壕は土地改良事業などで空港周辺からなくなり、この掩体壕がほぼ完全な姿で残っています。