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エコに貢献した企業や団体に贈られる経済産業省の省エネ大賞をこのたび県立北部病院と病院に設備を納入した業者7社が受賞しました。

北部病院で行われた表彰式には病院関係者のほか、設備業者の担当者らが出席しました。そして2月10日の東京での授賞式報告と省エネ大賞の表彰状が手渡されました。

北部病院では2008年度から、納入した設備で削減できた光熱費の一部を業者が受け取るESCO事業を設備業者とともにスタートさせました。

例えば、館内の冷房などに使われるターボ冷凍機は重油を大量に使う従来の冷凍機に比べ、電気だけで動きます。また、トイレの水洗は全て自動化し水量を抑えてあるほか、窓ガラスには熱線の吸収フィルムを使用して、冷房効果を高めています。これらの設備で、北部病院では2008年度従来に比べ、37.4%のエネルギーの削減に成功。光熱費を年間8500万円を削減できたことになり、この金額の一部がESCO事業費として設備業者に分配されます。

そして今回、これら一連の事業の省エネ効果が高かったとして、経済産業省の省エネ大賞組織部門を受賞しました。県立北部病院浜崎貞雄事務部長は「県立病院が率先して省エネに貢献したという意味では、非常に喜びも大きいです。経営面でも非常にメリットが大きい」と話しました。

病院側では、今回の事業をモデルに県内でも、各組織のエコに対する取り組みが広がってほしいと話しています。