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戦争の足音が近づく中、県内の各中学校では「防衛隊」が編成されました。

首里高校の前身、県立第一中学校の戦没者を慰霊する一中健児の塔。きのうここを、広島の大学生たちが訪れました。

65年前のきょう、県内の中学校では防衛隊を編成。この大学生たちよりも若い15歳から17歳の生徒たちが「教練」といわれる厳しい軍事訓練を行い、出撃に備えていたのです。

神谷さん「生命は羽毛より軽いんだと(教えられているから)。当時の軍国主義の教育というのは、僕らが小学校上がってから、全部そういう風にして仕向けられているわけです」

およそ300人が犠牲になった県立第一中学校。OBの男性は大学生たちにこう訴えました。

岸本さん「戦後はまだ終わっていないという思いは、広島も沖縄も同じだと思います。今日の平和には多くの方々の犠牲の上にあるものということで、皆さん記憶しておいていただきたいと思います」