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基地建設反対を訴えて市長選挙で当選した名護市の稲嶺進新市長が船出です。市役所では8日に就任式が行われ、稲嶺市長は「市民との約束を果たしたい」と決意を語りました。
稲嶺・新名護市長は8日午前9時に市役所へ初登庁し、職員や大勢の市民から拍手や花束の歓迎を受けました。市役所の玄関で行われた就任式では緊張した面持ちで「大きな責任を感じ身が引き締まる思い」と語り「名護市の夜明けを告げているような、きょう一日のスタートであります。辺野古の海に新しい基地は造らせないということと、説明責任を果たすということを市民の皆さんに約束する」と挨拶しました。
そして、市長室に入った稲嶺市長は、新しい座布団が敷かれた椅子に座る前に「これは辺野古のおじい・おばあ達が是非使ってほしい、座ってほしいとということでプレゼントされたもの」と笑顔で語りました。
普天間基地の移設問題について「鳩山総理大臣や仲井真知事と早い時期に意見交換をしたい」と述べた稲嶺市長。市の失業率は12.5%と市政の改革も待ったなしで、この椅子をゆっくりと温めている暇はなさそうです。