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戦意喪失を狙ってアメリカ軍が撒いたビラ。65年前のきょうの新聞では敵の謀略にだまされないよう呼びかけています。

先の大戦で心理作戦のひとつとして多く活用されたのが宣伝ビラ。アメリカの軍事力を強調し、日本兵の士気の低下を狙っています。

「兵隊に告ぐ。皆様は、米国が世界中で一番沢山戦争に使う武器を作っているということを知っているでしょう。米国軍が近いうちにこの島をも占領して米国軍の強さを皆様に見せます」

「本部半島住民に告ぐ。皆さんの為に充分な食料、医薬及び避難所がタイラとナカジンに準備してあります」

宣伝ビラは日本軍の兵士に向けたもの。住民に向けたものと巧みにその内容を変えていました。

上陸前から配られていた様々なビラ。1945年1月28日の新聞は、敵の軍艦が国頭郡方面に謀略のビラをばらまいたことを報じ、県民の戦意を損なおうと企てたもので、敵の謀略を完全に粉砕しなければならぬと鼓舞しています。