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現行案を排除しない考えを強調しました。名護市長選挙で稲嶺進さんの当選後、平野官房長官が選挙の結果を「斟酌する理由はない」と発言したことに対し、市民は反発しています。

市民は「腹が立ちます。あの選挙をどうみているのか。13年間名護市民は苦しんできたのに」「それは許されない。国外県外という責任を果さんといけない」と話しました。

また、市長選で辺野古への基地移設反対を訴えて初当選した稲嶺進さんは、民意をくみ取るべきだと不快感を示しました。稲嶺進さんは「民意というのは、行政あるいは政治を行うものにとっては一番大事なもの、一番尊重しなければいけないものだと思う。理解しがたい」と話しました。稲嶺さんは26日朝、こう不満を示し、その上で今後、市議会と協力し、辺野古への基地建設反対決議や政府への要請行動を行う考えを示しました。

一方、平野官房長官は26日の会見で「民意を軽視しているわけではないが、基地問題だけで当選したわけではないので、辺野古を除外するということにはならない」と釈明しました。

またアメリカのキャンベル国務次官補は、基地受け入れに反対する稲嶺さんが当選したことについて「後は鳩山政権が決めること」と述べ、来週に来日し、あらためて鳩山政権と協議する予定です。