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少年による集団暴行で息子を亡くした岡山県の女性が、22日に名護市の中学校を訪れ、友達のいのち、自分のいのちを大切にしようと生徒に訴えかけました。

名護市の羽地中学校を訪れたのは、岡山県の市原千代子さんです。

11年前、当時高校生の次男を集団暴行で亡くした事件をきっかけに、全国各地で講演するなど、少年犯罪被害の現状を訴えたり、被害者の支援を行っています。

市原さんは「何気なく言ったり、したことが、誰かの心を傷つけて、それをいじめと感じてしまう子どもがいるかもしれない」と呼びかけました。また市原さんは、生きているうちは辛いこともあると思うが、どんなに辛くても生き抜いてほしいと語りました。

生徒のひとりは「大人の前ではやっていない小さないじめがあると思うから、みんなで直していけるようにしていけたらいいと思います」と話しました。

講演を聴いた生徒らは「見ないふりをせず、いじめがあればやめさせる勇気を持ちたい」と表情を引き締めていました。