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1944年に創設された第32軍、沖縄守備軍。創設から携わった、八原高級参謀によるとその当初の任務は、南西諸島全域に飛行場をつくることでした。

空軍重視の近代戦を想定していた大本営。これに対し、八原らは、地上兵力の不足を再三指摘。32軍を本土決戦のための捨石部隊としてしか考えていなかった大本営との対立を生んだといいます。

部隊の基本的なあり方についてさえ軍内部で齟齬を抱えたまま、日本はただ、米軍の上陸を待つこととなります。そして1月20日32軍は、前の年に引き続き2度目の防衛召集を行います。

この2次召集で、17歳から45歳までのほとんどの男子が召集されることになりました。