※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
県が3月に県立図書館八重山分館の廃止を検討している問題で、石垣市の市民グループの代表が20日、県教育委員会に存続を要請しました。
要請したのは「県立図書館八重山分館の存続を求める会」の大田静男代表で、教育委員会に対し、「廃止ありきではなく、協議機関を設置してどうしたら存続できるか前向きに考えてほしい」と訴えました。
これに対して県教育委員会の比嘉梨香委員長は、「結論はこの場で出すものではない色々な角度で検討したい」と答えました。
石垣市にある県立図書館八重山分館は、老朽化や利用率の低迷などを理由に県が廃止を検討していて、2009年から2010年にかけて4回、住民説明会を開いていますが、地元からは強い反対の声が上がっています。
要請後、大田代表は取材に対し、「住民とのコンセンサスが何一つ得られていない。八重山の3市町も7回、8回の存続要請の決議をしている」と訴えました。