この1年を振り返る「激動沖縄2009」最終回の今日は、世相です。
比嘉鈴代キャスター「あけましておめでとうございます!」2月23日牛祭りにて、綱引きで牛に引きずられる比嘉鈴代キャスター『キャーーーーー!!!』今年は丑年。でも月日の流れは牛のようにゆっくりというわけにはいきません。2009年もあと6日。振り返ると思わずこう叫びたくなる年でした。牛『モォー!』
1月1日初詣、困ったときの神頼みとはこのこと。去年より5000人増えた参拝者、混みあう初詣の風景が今年の世相を占っていたかもしれません。参拝者「末吉でした」
1月6日ハローワーク。年明けからもう1つ、混み合った場所はこんな所。利用者「倒産、整理、解雇されました」1月21日県営住宅の抽選。県営住宅の抽選にも多くの人が。 応募者「とりあえず家が確保できてホッとしています」
仕事がない、家がない、生きるのに必死な人々の叫びが聞こえてきました。派遣切り・雇用危機・デフレ。「何度お金が空から降ってきたら」と思ったことか。3月30日定額給付金支給,与那国町役場「本日与那国町役場で定額給付金を〜」本当にお金が降ってきたような出来事でした。日本中に2兆円の定額給付金が配られました。住民「ほんとよかったありがたい何総理?ありがとうって言っといて」
9月15日北島康介がやって来た!「金」といえば・・・ 北京オリンピック金メダリストの北島康介選手が沖縄市の小学校を電撃訪問、夢を持つことの大切さを教えてくれました。
「まるでここはハリウッドのようです!」「夢」のような時間を過ごしました。今年から始まった国際映画祭。芸能人を一目見ようと集まった10万人の笑顔がありました。6月5日北中城のひまわり「花も喜んでる私も喜んでる」暗いニュースが多い中、太陽に向かって笑う「ひまわり」にエールをもらいました。
7月22日皆既日食。レポーター「最大日食まであと40分ですが既に陰が三日月になっています」日本中が湧いた皆既日食に県内でも歓声の嵐。興奮したのは人間だけでなく・・・ ダチョウは交尾!「伊平屋島では最大95%の日食。暗かったけれど明るいニュースでした。」
明るいニュースの後は暑い日々。観測史上初、9月全て30度以上の真夏日でした。今年の台風は8号が宮古八重山、18号が大東島を直撃しました。台風のごとく猛威を振るったのは新型インフルエンザ。国内で初の死者が出ました。
お年寄り「困りますね」県内の新聞2紙が夕刊を廃止。活字離れなどといわれますが、今年那覇市の中心部には大型書店が相次いでオープン。私たちを取り巻く環境。多くの命が生息していることを考えさせられました。
5月4日近海でジュゴン3頭目が発見される。6月9日アオバズクは子育て。6月18日にはサンゴが産卵。そして、未来のために。今年、新しい環境保全の動きが広がっています。9月20日エコキャップフェスタも開催。
10月21日先島で地デジ開始!棚原キャスター「いよいよ宮古八重山のみなさんに地上デジタル放送をお楽しみいただけます」環境が大きく変わったのはテレビ。待ち待った地上デジタル放送が宮古八重山でスタートしました。
新たな時代がきても、忘れてはいけないことがあります。宮森の鐘から「誓います永遠に」宮森ジェット機墜落事故から50年。私達の頭の上から戦闘機が消える日はいつ来るのでしょうか。アレンさん「今沖縄の若者に平和について考えてほしい」海兵隊として、ベトナム戦争を経験したアレンさん。沖縄の若者に平和を訴える力を残してくれました。
城間さん「これは私の母と私です」来年は戦後65年。あの戦争は何をもたらしたのか、そして、今私たちは何をすべきなのか。もう一度未来のために考えなければならない時がきています。命ある限り、人間は前を向いて生きなければなりません。2010年こそ、一人でも多くの人に幸せが訪れますように。