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沖縄戦の遺族が靖国神社と国を相手に、神社に祀られている家族の名前の削除などを求めている裁判で、原告全員が法廷に立ち、苦しい思いを訴えました。

この裁判で原告5人は靖国神社に家族が無断で祀られている苦痛を訴え、名簿から抹消することを求めています。靖国神社には戦死した軍人軍属のほか沖縄戦で犠牲になった住民、およそ6万人が合祀されています。

1日に証人として法廷に立った原告5人は、家族を失った状況と靖国神社に無断で祀られた苦痛を訴えました。その中では1952年に適用された「援護法」の手続きの中、軍人軍属だけでなく一般の犠牲者にもお金が下りるよう書類上、2歳児でも戦闘員になった経緯が改めて明らかになりました。

一方、靖国神社側は、原告に対して「援護法」の申請を誰が行ったのかなどを確認していました。次回の口頭弁論は2010年1月19日に開かれます。