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国際港湾施設へのテロを想定した大規模な訓練がうるま市でありました。この訓練はアメリカの同時多発テロ以降、国際埠頭施設などがある港湾施設を対象に実施されていて、今年で5回目です。
訓練は、火力発電所に不審者4人が侵入して、国際埠頭を破壊し、石炭船をシージャックしようとしたという想定です。
県警や中城海上保安部のほか、各港湾施設など15の機関からおよそ80人が参加していて、通報を受けた警察官が不審者のうち2人を陸上で拘束。一方、海上では船を奪って逃走しようとした不審者を海上保安部のヘリコプターや特殊部隊が追いつめ、船の上で身柄を拘束しました。
金武中城湾港保安対策協議会の上運天先明会長は「やはり一番大切なのは情報伝達。これが一分でも早ければ、被害も最小限に食い止められますので、一番大事なのは情報伝達」と話していました。
このほか、不審者らが現場に爆発物を持ち込んだとの想定で、特殊機器を使っての爆発物の処理訓練も行われ、参加者らは、周辺の安全確保など、一つ一つの手順や連絡体制を確認しながら、緊張した面持ちで訓練にあたっていました。