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11月11日は介護の日です。豊見城市では認知症の患者とどう向き合えばよいのかを考える講演会が開かれました。国は去年、11月11日を介護の日と定め、高齢者や障害者に対するよりよい介護について理解を求める活動を展開しています。
豊見城市で開かれた講演会では21年に渡って認知症の母親を介護している詩人の藤川幸之助さんが自宅や施設を抜け出して徘徊を繰り返す母親が理解できず、直接、怒鳴ったこともある」と厳しい現実を語りました。
しかし介護を続けるうちに「母親は、心臓病で亡くなった父親を今も探していることに気がついた」と説明しました。
そして認知症の患者と付き合う上で最も重要なことは「行動が理解できない」と突き放すのではなく、患者に寄り添い「何を思い出して訴えようとしているのか」真剣に考えることだと訴えました。
会場には介護の仕事を目指す専門学校生などが数多く詰め掛け、藤川さんの話に真剣に耳を傾けていました。