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JTA・日本トランスオーシャン航空が2009年度の中間決算を発表し、減収増益だったことを明らかにしました。ただ、利用者の落ち込みやJALの再建問題で3路線の廃止を決めるなど、厳しい経営状況が続くとみられます。
日本トランスオーシャン航空の2009年度中間期の決算は、営業収益が231億円あまりと2008年度上期に比べて9億円減収となりましたが、燃料費が下がったことなどで営業費用が去年より15億円あまり抑えられ、経常利益が9億7000万円あまりとなり、減収増益となりました。
一方、10月の利用者が2008年同月の8割程度に減少するなど下期の状況が不透明なうえ、JALの再建問題を受けて、2010年5月に赤字路線の神戸-那覇便など3路線を廃止することを決定。今後、厳しい経営状況が続くとみられます。JTAの大森徹社長は「JALグループ内の具体的な再建策はこれからで、自社でも収益性の向上に努力する」と述べました。