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九州高校野球は30日に準決勝が行われ、興南、嘉手納の2チームが史上初の県勢センバツ2校出場にぐっと近づきました。
前の試合で9回に1点差まで詰め寄られた嘉手納。センバツ出場をより濃厚にするためには、この準決勝の試合内容が問われていました。
嘉手納は3回に送りバントのランナーを2塁に置いて2番・山内昌伍のタイムリーで先制します。さらに5回にも送りバントでランナーを置いた嘉手納。打席には再び、2番・山内昌伍。機動力を活かした攻めで2点を追加し、3対0とリードします。
一方、投げては連投したエース池原に変わり、背番号10番・山城星也が福岡の1位校・自由ヶ丘打線を相手に、9奪三振ヒット3本に抑える好投。さらにバックも堅い守りで山城を支えます。
センバツ切符をぐっと手繰り寄せる圧勝で31日の決勝1番乗りです。
決勝戦へ、残る一つのイスをかけた第2試合。興南の相手は、地元・宮崎の大応援団がかけつけた宮崎工業でした。
この完全アウェーの中にも関わらず、興南は初回に2点を奪い、幸先良いスタートをきります。しかし、1回と3回に守りのミスが重なり、あっさり同点に追いつかれると、先発・砂川もヒットを許し、逆転されてしまいます。
この後、リリーフしたエース島袋は宮崎工業打線を完璧に抑え込み、味方の援護を待ちますが、最後まで興南打線に快音は聞かれず、結局1点差で敗れた興南。センバツでの雪辱を誓っていました
興南は準決勝で惜しくも敗れましたが、嘉手納の快勝で来年のセンバツ甲子園は史上初の沖縄から2校出場という大きな期待が出てきました。
嘉手納は31日九州ナンバーワンの座をかけて宮崎工業と対戦します。