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3日から4日の2日間に渡って沖縄を訪れた前原沖縄担当大臣。国土交通大臣として泡瀬干潟の埋め立てに慎重な姿勢を示していることから、現地視察で大臣が何を語るのか注目が集まっていました。前原大臣のこの2日間の発言をまとめました。岸本記者です。

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就任後初めて沖縄を訪れた前原誠司沖縄担当大臣。

前原大臣「しっかりと沖縄振興施策、沖縄の抱える問題解決のために努力して参りたいと思っているので」

国土交通大臣も兼務する前原大臣は4日、沖縄市の泡瀬干潟を視察。この干潟の埋め立てについて「1期工事は中断」「2期工事は中止」という方針を示している前原大臣は沖縄総合事務局の職員に詳しい説明を求めました。

前原大臣「1期(工事)だけ継続したら、どれくらい時間がかかるんですか?」

総合事務局職員「予算が付き次第ということになろうかと。2年から3年という期間はかかってくる」

前原大臣「そのレベルですか」

1期工事は推進している沖縄市の東門市長は前原大臣が示した方針によって多くの市民が戸惑っていると述べました。

東門市長「市民の間にはある種の不安があり、どういうことなのかお話し頂きたい」

前原大臣「夢を持っておられるのはわかりますが、本当に泡瀬干潟を埋め立てて、ホテルとか誘致できるのか。巨額の投資をして、収支がとれるのか。今後の控訴審の判決も踏まえて、我々にも相談して頂いて、どうするか決めて頂くことになると思います」

また、土曜日には宜野湾市の嘉数高台から普天間基地を視察し、名護市の辺野古ではなく国内・国外も含めて別の移設先を探す考えを示しました。

前原大臣「新たな普天間の移設地というものを模索する中で、早く進むようなものを模索していかなければと改めて感じます」

さらに那覇空港に新設予定のもう一本の滑走路の位置について「1310mも離れた場所は遠すぎる」と述べていた大臣は今回、県から詳しく説明を受けて考えを変えました。

前原大臣「1310mの案というのがいろんな観点はあるかもしれませんが、妥当ではないかという判断に今は至っています」

沖縄を訪問中、何度も「本土との橋渡し役になる」と繰り返した前原大臣。沖縄の声を反映した政策を実現できるのか注目されます。