間近に迫った、クラス対抗30人31脚沖縄県大会。今週は、話題校や有力校を紹介しています。きょうは優勝候補の一角、古堅南小学校です。
「いつものとおり練習するから、みんなが出した9秒83を超えられるように今日もがんばりましょう」
9月にはいって10秒台の壁を突破した6年2組。その2組の指導にあたるのが前川政浩さん。でも前川さん、先生ではないんです。その正体は…、地域の安全を守る警察官!
前川政浩さん「警察官としては子ども達の健全育成、保護者としては小学校最後ですから、思い出作りのお手伝いということで、今回指導にあたりました」
2組リーダー・長浜真麻くん「練習法も考えてくれて、欠かせない存在になっています」
屋富祖菜々佳さん「おまわりさんっていうよりも(熱血先生!)そうそうそんな感じ」
前川実希さん「(Q:おとうさんはいつもあんな感じ?)うん」
娘の実希さんは少し照れていますが、6年2組は大会本番でも9秒台をめざし、前川さんの熱血指導が続きます。
隣で練習する1組も負けてはいません。ベストタイムは10秒04。ベスト6入りを目指しています。
1組リーダー・岸本芹菜さん「1組は、3組や2組に負けているので、今週気合いれて、がんばって勝ちたいと思っています」
一方、3組は緊急事態です!大流行する新型インフルエンザのため、今月11日から学級閉鎖になってしまいました。7月に校内で行ったミニ大会で、すでに9秒54を出していた3組。だれもいない教室には30人31脚に対する強い思いがあふれていました。
そして9月20日、古堅南小学校運動会。そこには3組の姿がありました。
「(Q:元気?)はい、元気です。超元気です」
子ども達の元気な様子に担任の川満先生も一安心です。この運動会で、3組は熱血警察官・前川さんが指導する2組と競争することになりました。
「9秒7だそうね」
3組が見事勝利!そしてタイムは…。
『3組、9秒64』
本番までの準備がいよいよ整いました!
3組・川満和人先生「さすがだなと思いました。ぶっつけ本番だったので、こんなに走れるとは思わなかったです」
3組リーダー・知念奈子さん「もうとてもよかったです。最高でした。(目標は)8秒台を出して全国制覇をすることです」
「一走一心、南っ子、オー!」