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事件や事故の被害に遭った人たちが裁判員制度などについて考えるシンポジウムが21日に那覇市で開かれました。

シンポジウムは犯罪被害者支援グループ「ひだまりの会」が主催したもので、愛知県や岡山県からも遺族が参加し、2009年に始まった裁判員制度などについて意見を交わしました。

裁判員制度については、裁判に一般市民の感覚を取り入れられる活気的な制度だと期待する声がある一方、「法廷が遺族の報復の場になるのでは」と危惧する声もあがっています。愛知県から参加した青木聰子さんは「加害者自身がきちんと被害者の声を聞くことで初めて自分の犯した罪を知るのではないか」と話していました。

シンポジウムには被害者参加制度を利用して県内で初めて意見陳述を行った交通事故の遺族も参加し、法廷で加害者と向き合ったときの無念さを語り、改めて犯罪被害者の現状を知ってほしいと訴えました。