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続いては、県産品や、県内の輝く企業を紹介するうちなーの星です。今日は、こちらの絵本を紹介します。北中城村の主婦ら5人が手がけた、平和への想いを込めた絵本です。

「子供を泣かすんじゃない、とほら穴いっぱいに響く声がしました。「兵隊だ」こわいかおでみんなをにらみつけました。」

今月10日 1冊の絵本が出版されました。現代を生きる幼い子供が、沖縄戦当時の豪の中にタイムスリップし、当時の子供と出会い,戦争の恐ろしさを体験するというストーリー。出版したのは、北中城村の主婦ら5人からなる「あけびの会」のメンバーです。きっかけとなったのは、今から16年前、村が行う平和事業の一環で広島を訪れた際、原爆資料館や平和式典に参列する高校生たちの心無い会話に胸を痛めたことでした。

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「情けない話をこの子たちがやっていまして、この年齢の子供たちがこういう会話しか出来ない。もっと小さい時からの平和教育、平和学習をいうのが必要だと思いまして・・・」

同じ想いを抱いて、沖縄に戻ったメンバーは平和教育の力になりたいと「あけびの会」を結成、平和ガイドを行ったり、村の祭りで平和活動のブースを設けたりと地道な活動を行ってきました。

そして、今回、16年越しの想いを絵本にしました。

沖縄戦の語り部 安里要江さん「私の母がいない。のりひでがいない。という風にここで絶叫したんです。」

本のタイトルとなった「のりひで」は、北中城村出身で28年に渡り戦争の語り部を続けている 安里要江さんの息子の名前。のりひで君を初め、安里さんは、沖縄戦で生後間もない娘や夫など肉親11人を亡くしました。

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あけびの会では、その安里さんの実体験をもとに絵本を書き上げました。

沖縄戦の語り部 安里要江さん「本当に戦争体験を風化させないための努力としては、体験者しか出来ないと思っていましたのに。。。 後継者が出来たね〜という嬉しさはありました。」

保育園での読み聞かせ。幼いころから平和の尊さを感じ取って欲しい、そんな想いが絵本には込められています。

『爆弾落ちてきよった。町が燃える。そして、皆死ぬ!』

Q:戦争はどんなものだと思う? 児童「悪いもの。人を殺すから・・・」