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ロボットの製作技術や独創的なアイデアを競う高校生ロボット競技大会が11日に沖縄市で開かれました。
美里工業高校で行われたロボット競技大会。県内9つの工業高校に通う生徒が物づくりのアイデアや知恵を競い合い「ロボット甲子園」とも呼ばれる大会です。
沖縄工業高校2年の諸見田尚史さん。中学の時からロボットコンテストに参加している諸見田さんは、夏休み返上で相撲ロボットを製作しました。諸見田さんは「センサーが4つ。相手を見つけるためのセンサーで左右・前に2つある。後ろには白線センサーがついていて、土俵際で折り返す」と話します。
1回戦を順調に勝ち上がった諸見田さん。2回戦の相手は2008年、接戦の末に敗れた八重山商工です。いきなり土俵際まで追い詰められますが白線センサーでなんとか踏ん張って引き分けに。そして取り直し。
相手の技をまず受けてから返す横綱相撲で見事に2008年の借りを返しました。諸見田さんは「ことしは勝ててよかった」と喜んでいました。そして、ロボット競技の魅力を聞くと「熱中できるというか、こうやって自分のロボットが成長していくのが見れるのがいいです。僕の青春です」と答えていました。
2009年の今大会は4位に終わった諸見田さん。すでに心の中は2010年の全国大会のための新たなロボット製作を誓っているようです。