※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
9月は障害者雇用支援月間。10日、養護学校やろう学校など特別支援学校の生徒たちが企業を訪問。また、労働局や県も経済団体に雇用拡大を要請しました。
企業訪問には沖縄高等特別支援学校や沖縄ろう学校の生徒たちが参加。10日午前、県庁で行われた出発式では生徒が挨拶し、この中で沖縄高等特別支援学校3年の藤森祥乃さんが「私の夢はやりがいのある仕事に就職し、お給料をためて親元を離れて生活することです。そのためにもぜひ卒業後は就職したいです」と挨拶。また、沖縄ろう学校3年の新垣恵理子さんが「今日は企業の方々に障害者を理解してもらい、就職できるようお願いしたいと思います」と挨拶しました。
このあと生徒たちは那覇市内のホテルを訪れ、雇用拡大へ理解を求めるとともに、ホテル側から仕事内容や仕事の心がまえについて話を聞きました。
特別支援学校の就職率は、毎年20パーセント前後と厳しい状況です。
また、午後には安里副知事や沖縄労働局長が障害者社会参加推進協議会とともに県経営者協会などを訪ね、1つでも多くの企業が障害者を雇用するよう要請しました。
県内の障害者雇用率は年々改善されてはいるものの、対象となっている企業のうち、法定雇用率の1.8パーセントに達していない企業が329社、51.9パーセントにのぼります。
14日には、身体に障害のある人たちの早期の就職などを目的とした就職面接会が宜野湾市で開かれます。