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いよいよ日本ハンドボールリーグの開幕戦をむかえた琉球コラソン。日本リーグは今シーズン世界的不況の影響で10チーム中2チームが撤退、そのあおりはコラソンにも及んでいて選手補強もままならない厳しい状況での挑戦がスタートしました。

試合前田場さん「人数的にもかなりきびしいというのが現実なんですけど」

「昨シーズンから4人減って13人」今シーズンの登録メンバーは13人しかもチームの要:田場裕也選手は監督も代行するという厳しい現状のなかで開幕戦を向かえた琉球コラソン。

試合前高田選手(得点ランク9位)「これ(人数が少ないこと)を言い訳にはしたくないので、残ったメンバーで全員の力で今シーズン勝っていきたいなと思います」

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絶対に落としたくない大事な初戦、序盤から、一進一退の攻防をみせます。しかし、コラソンの得点源:高田匠選手が右足首を負傷しベンチに。結局コラソンは5点ビハインドで前半を終了します。田場選手は監督として思いを選手にぶつけます。

前半終了ミーティング 田場選手「勝ちたいんか?どっちよ?勝ちたいんか(はい!)よしじゃ後半やろう、ディフェンスから速攻、そして戻るそれだけ、OK?(はい)じゃ行こう! オォー!!

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この熱いゲキに応えるかのように選手達は後半、息を吹き返します。速攻や身体をはったプレーで点差をつめると田場選手に代わってセンターバックにつく水野裕紀選手がゴールを決め1点差!(18対17)そしてゴールキーパー石田孝一選手のファインセーブをきっかけに志慶真龍我選手サイドシュート!(18対18)その後も得点を重ね豊田合成に2点差をつけます。

しかしここでコラソン、ファールが重なり2人が2分間の退場処分となるピンチに再び同点に追いつかれてしまいます。それでも気持ちは折れませんでした。しかし豊田合成も意地を見せ残り1分を切って再び同点そして残り時間は9秒!白熱した開幕戦の結果はドロー。

最後の最後まで粘ったコラソンそのプレーには、今後の厳しい戦いにも果敢に挑んでいこうとする男達のあきらめない姿がありました。

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石田選手「今日は、ファンの皆さんはいい試合っていってくれるんですけど、僕としては納得はいってないんで、次に切り替えてやりたいと思います」

試合後田場さん「一番大事ことは言い訳をしないことだし、人数が少ないなら少ないで勝つっていうメンタリティを彼らにも伝えたいし」「彼らは今日いい経験をしたと思っていますし、これを生かしてほしいですね」

惜しくもホーム初勝利を逃した琉球コラソンですが、次の試合は9月12日ホーム:浦添市民体育館でトヨタ紡織九州と対戦します。