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逃げ得を許さない強い姿勢で臨みます。県内で最も暴走族がらみの110番が多い浦添警察署で、暴走族壊滅の専門チームが発足です。

7日に浦添署に発足したのは「暴走族壊滅プロジェクトチーム」。4人の署員に、波平明署長から辞令が交付されました。浦添署の管内での暴走行為は日常的に繰り返されていて、捜査員が容疑者を特定しても事件のあまりの多さに立件に至らないケースもありました。

2009年7月までに共同危険行為の犯行、いわゆる暴走行為が特定されたのは79人に達していますが、そのうち47人は検挙に至っていません。こうした現状を踏まえ、プロジェクトチームは逃げ得を許さないと、証拠が揃っていながら立件されていなかった暴走事件の立件に向け捜査に専念します。

浦添署の波平明署長は「浦添署で暴走したら、検挙、逮捕されると、そういうところまで彼らに植えつけるように持っていきたいと考えています」と話していました。

浦添署はプロジェクトチームの人員をさらに増やすことも検討中で、暴走族に対して強い姿勢で臨むとしています。