学校のユニークな取り組みなどを紹介している学校ウォーカーです。5年前の学科の改変を機に誕生した南部工業高校の写真部と機械技術部。写真部は、早くも写真甲子園の全国大会の切符を手にし、機械技術部は、ソーラーカーレース大会への出場のために日々奮闘しています。南部工業高校の特色ある部活動を取材しました
南部工業高校の機械技術部は、メンバー7人。来月、鈴鹿で開かれるソーラーカーレース大会に向けて日々整備にそして練習に励んでいます。
屋比久部長「とりあえず先輩たちよりも記録を伸ばしていけたらな思っています。」
沖縄から初めて鈴鹿のソーラーカーレースに出場したのも南部工業高校の生徒たち。5年前の学科の改変を機に誕生した機械技術部ですが、彼らの活動が注目され,今では一目置かれる存在に・・・ そんな先輩たちの話を聞こうと今月9日、恩納村にある喜瀬武原中学の生徒が学校に訪れました。
ソーラーカーといえば太陽光をエネルギーにして走る環境に優しい乗り物。機械技術部のメンバーたちは、ソーラーカーを通して環境につてい中学生に教えていました。
真境名先生「作り出したら難儀だけど楽しいです。だから物づくりというのは、 うちの機械技術部 物を作るのが大好きなので難儀しても疲れたとか言わないです。」
南部工業で注目されているもう一つの部活が創部5年目の写真部です。部活を引っ張っているのが、この男女仲良し3人組です。
汗をぬぐいながら撮った写真を見せる佐久田君。奥浜さんと知念さん「お〜いいねー これいいよこれこれ」
この日は、那覇市の平和通りで撮影をしました。しっかりもので勝気な奥浜さんと知念さんにちょっと押され気味だけど大らかでムードメーカーの佐久田くん。この絶妙な組み合わせで、高校生カメラマンの憧れ写真甲子園への切符を手にしたのです。予選を勝ち抜いた作品がこちら!若夏色をテーマに梅雨の晴れ間の初夏の風景を思い思いに切り取りました。
知念愛佑美さん「楽しく取れるやつで制服で入ったら面白いんじゃないかなって思って」奥浜藍さん「自分ももぐってとらないといけないから結構大変でした。」
九州沖縄ブロックから出場できるのは、たったの2校。エントリーした40校の中から創部5年目にの南部工業高校写真部が初めて選ばれたのです。(常連校の真和志高校と南部工業高校が九州沖縄ブロック代表へ)
写真部顧問仲眞富夫先生「無視してやっていたら通っているって一緒に喜んで」「南部工業高校があるよってわーって」
3人は、今月27日から北海道で開かれる写真甲子園に向けて練習を重ねています。本戦では、写真の技術だけでなくチームワークも大切です。撮影してきた写真およそ1000枚から自分たちで決めたテーマにあった写真を選び出します。意見がぶつかりあう瞬間です。
3人「このおじさんが好き おれこのおばさんがいい。この色合いがいいと思う ちょっとぬけている感がいいと思う!これはないと思う。これは、いいと思う じゃぁこれでいいと思うよ。」
この8枚だけを選択するのが一苦労。選ぶのに3時間も費やしていました。
先生へプレゼンする生徒たち。先生「プレゼンをお願いします。」知念さん「今回は、観光客目線ではなくて自分たちの視点で面白いテーマで探してみました。」佐久田君「テーマは、空模様です。」
空模様の説明をする奥浜さん「パシャパシャとおばさんが打ち水をしている。そのまかれた水に広がる「空」空が直接見えなくてもここならではの私たちが感じた空を撮ってみました。」
この写真のコンセプトを発表するまで評価に含まれるのです。
先生の評価「テーマだな3人で相談して一つのテーマで組むことが出来たから良かったんじゃない?作品の質も前よりも良くなっていると思う。」
一見強気な女子に比べて、控えめな男子にみえますが、役割分担がしっかり出来ていて写真甲子園に向けての気合は、十分です。
奥浜藍さん「みんなのいいところが混ざり合えるようにまとめていけたら一番みんなが楽しめるのかなって思います。」
知念愛佑美さん「撮りたいものを撮ろうと思っています。」
佐久田拳斗くん「北海道に行っても沖縄にはないものを取り入れて楽しんでいけたらいいと思います。」
二つの部活動とも生徒たちが率先して地道に取り組んできたからこの大舞台へたてるのでしょうね。南部工業高校は、学科改変で特色ある学校を目指したいという学校側の思いと生徒たちの気持ちが合致したからこのような他とは違うユニークな取り組みができてるのではと話していました。
ソーラーカー大会は、来月1日2日に鈴鹿で写真甲子園は、27日から北海道で行われます。精一杯の力を発揮してください。以上学校ウォーカーでした。