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2010年3月に高校を卒業する生徒を対象にした合同企業説明会が、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれました。

県などが主催したこの合同企業説明会には県内外の企業117社が参加し、2000人を超える高校生が集まりました。この説明会は、高校生の採用活動が解禁となる9月16日より前に、生徒と企業が触れあう場を作るのが狙いです。

参加した女子生徒は記者の質問に、「県外に行きたい。生活していかないといけないので、給料とか、どんな人材を求めているかなどを意識して聞いている」と話していました。2008年、県外企業に内定した県内の高卒者は951人。

県内企業への内定者777人を上回っていて、こうした説明会は県外企業の情報を得るには貴重な機会です。一方、県内企業への就職を希望しているという女子生徒は、「やっぱり沖縄は地元だし、知り合いなどもたくさんいるので、ホームシックにはならないと思うので、続くと思う」と話していました。

2009年3月現在の県内高卒者の内定率は、2008年3月より6ポイント以上減り、2010年春の採用も厳しい状況が予想されています。県や沖縄労働局では、生徒が県外企業にも目を向け、早めに就職活動することで、若者の失業が減っていけばと期待を寄せています。